2007年 03月 30日
A,「焼香の回数は3回が正式」と思っている人も多いが、全葬連葬祭事業協同組合連合会専務理事の勝見暘一氏によると、「実は宗派ごとに違う」という。 香を火にくべる前につまんで顔の前に持ち上げるしぐさを”いただく”という。ところが浄土真宗の多くは”いただかない”のが正式。なんとも複雑だ。葬祭業者であり、「葬儀・法要・会葬者のためのあいさつ・マナー」(池田書店)という本監修者・佐藤信顕氏が解説する。 「香をいただかないのは、念を込まなくても阿弥陀様を頼れば救われるという”絶対他力”の考え的に基づいています。さらに言えば、曹洞宗は焼香を2回行なうが、1回目を主香(しゅこう)、2回目を従香(じゅこう)と呼び、メーンである主香のときだけ香をいただき、2回目はいただかないのが正式です」 しかし、焼香現場で迷ってしまう。そこで佐藤氏に、現代の焼香のマナーについてあどばいすしてもらった。 「基本的には3回。参列者が多い場合は1回。香をいただくかどうかは、参列者の習慣次第でOK」 ちなみに、焼香に使う香は、沈香・栴檀・白檀といった香木を刻んでブランドしたもので、”抹香”と呼ばれる。 「白檀は香りが強く煙も多いため、通常の抹香には1割程度しか入れません。テレビや写真で見る有名人の告別式がやたらと煙っているのは、高価な白檀を大量に使っているからです」(佐藤氏) 道理で、カネ持ちの葬式ほど煙たがられるわけだ!?
by satosousai
| 2007-03-30 12:29
|
アバウト
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||